斜里へ日帰りツーリング
天気の良い定休日、バイクでぶらりと出かけることに。最近オホーツク方面に行くことが少なかったので、まずは裏摩周のある清里峠を通過。緑・清里を経て斜里町到着。「斜里駅」の看板を見つけ、「そういえば、道の駅はちょくちょく寄るけど、JRの駅は行くことが減ったなー。」と思いそちらへ。
昔、自転車で旅に出て、この駅の玄関に他のサイクリングの旅行者と一緒に寝袋で泊まった(無断宿泊・その頃のお金のない旅行者はちょくちょく行なっていました。)ことがありますが、とても個性的でスッキリとしたデザインの建物になっていました。駅前には「オジロワシ青銅像」というものも。
斜里町を抜けて少しウトロ側に行くと「以久科(いくしな)原生花園」という場所があります。
ちょうど色々な花が咲く季節のようですが、ハマナス以外は名前もわかりません。
駐車場からほんの少し(50メートルくらい)移動すると海岸に出ます。
本当は、景色の良いこの場所で、朝作ったおにぎりと卵焼きでお腹を満たそうと思ったのですが、この日のオホーツクは中標津よりも強烈に暑い。食欲をなくすほど暑い。早く逃げ出したいほど暑い。
ということで、ウトロを抜け、知床横断道を上り知床峠。ここでおにぎりを‥‥‥‥ と思ったけど、駐車場いっぱいの観光客の皆さんがいるので気が引けてまた移動。
羅臼町まで下がって、「そうだ、前に『クジラの見える丘公園』っていう場所に行ったら、景色が良くて爽やかな風が吹いていたっけな。」と思い「展望台」の看板に従い狭くて急勾配の坂道を上がると、立派な展望塔が‥‥‥‥ 「あれ、こんな建物あったっけ?」駐車場には5台の乗用車と大型バスが。外国人や高校生がいて、シャイなおじさんは、またおにぎりを出せません。建物の玄関の係員さんに聞くと、ここは「クジラの見える丘公園」ではないことが判明。市街地を挟んだはるか向こうに見える灯台のある場所がそれでした。
ここからはいくつか港があるので、釣り状況調査を思い立ち、まずは松法(まつのり)漁港。ここでやっとおにぎりの出番。釣り人5人。食べている10分くらいの間に、船道の向こう岸にいるおじいさんが、カレイ1匹とコマイ3匹をゲット。次の峰浜漁港には「今来たばかり。」という若いお父さんと5才くらいの男の子のコンビ。残念ながら見ている間には釣れません。近所の方らしき見物人がきたけど、ここ数年全然釣れなくなったそうです。
その後、薫別漁港には人影なし。
標津漁港には、北見ナンバーの2人組がいましたが、「1時間以上やってるけど、なんにもいない。」とのこと。いつもいる名人のおじさんも、この前「最近釣れない。」と言っていて、この日は不在でした。
実は、私も、バイクに乗れない、天気の不安定な日や寒い日に標津や薫別に2度挑戦したけど、ボウズでした。
ある砂浜に流れこむ下水処理水です。洗剤由来と思われる泡立ちが見られ、人工的な甘い香りが漂っています。勝手な推測ですが、ここ数年「こすらなくても大丈夫です!」という台所洗剤やお風呂洗剤のCMがテレビで流れるようになってきました。下水の中の有機物は、多分、微生物その他で分解の上で川や海に流すのでしょうが、「合成洗剤は分解できないんじゃないのかなー?」とか、「そういう強力な界面活性剤の洗剤が海水に流れ込んだら、魚がエラ呼吸出来なくなってしまうんじゃないのかな?」「最近の日本近海の漁獲量の減少は、温暖化だけじゃなく洗剤の影響もあるんじゃないのかな?」などと、心配してしまうのです。とはいえ、そういう自分も、合成洗剤のお世話にはなっていますが、最近の強力なものは買わないようにしています。